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趣味的プログラミングblog
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東北地方太平洋沖地震
少額ですが、寄付致しました。役立てて頂ければ幸いです。
これぐらいの事しか出来ず、自分でも本当にもどかしいのですが・・・。
被災者の皆様が不便で不安な生活から一刻も早く解放されるよう、今はただただ祈るばかりです。
どうか諦めないで下さい。強く生きて下さい。

亡くなった方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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初めてのラブホテル
◆生まれて初めてラブホテルなる場所に行った。「ルームメイク」の仕事があるとの事で、面接に。
◆昼間はガラガラに空いているのかと思ったら、そうでもない。駐車場にはそこそこ停まっている。勿論、何台かは従業員のものなのだろうが。場所の利用目的が利用目的だけに、バイクで行くとかなり浮く・・・。
◆仕事は「週3日」だそうな。男性の従業員は別にメインの仕事を抱えていて、それでも稼ぎ足りない分をホテルの仕事で賄っている、というスタイルでやっているらしい。稼働日数が週3日というのは、身体的な負担が大きいからだとの事。「週5日もやってたら体がもたない」と、面接担当の男性が、小洒落た眼鏡で言う。40代半ばだろうか。目尻に時々浮かぶ皺がプラスチックのフレームの外側からアピールしてきて、日々の苦労を想像させる。それが凄く格好いい。とても温かい感じの人。
◆求人広告に「女性活躍中」とあったのは、恐らくそうした事情によるものだろう。「男性も募集しているけど、実のところ余りオススメ出来ないんだよね・・・」みたいな。
◆時間的に都合の合う仕事を他に探しながらやれればよいのかも知れないが、今の時代、仕事に有り付くだけでもそれはそれは難しいワケで。大体、ホテルの仕事でクタクタになった肉体を引きずりながら別の仕事を探すよりも、最初から実入りのよい仕事をしてしまった方が安全確実である。
◆というワケで、今回はお受け出来ません、という結論に。面接をしてくれた男性も「やっぱりもっと稼ぎたいもんねぇ・・・」と、ポツリ。
◆つい先程、別の仕事の件だが、面接日が決まったという知らせが。派遣会社から。採用されれば再びクリーンルーム行き・・・。
シンセ換装計画
◆以前の私は衝動買いなど絶対にしなかったのだが、実家に戻ってから段々その辺りがゆるくなってきた。
◆「買おう!」と思い立ったらあれこれ悩む前にとっとと買ってしまった方がいい場合もある。買おうか買うまいか、と悩んでいる内にも時間は過ぎてゆく。金は生活費へと消えてゆく。そして、金銭的余裕がなくなってきた頃になり、ようやく「ああ、あれ買っときゃよかったな・・・」と後悔するのだ。或いは、モノ自体の販売が終了してしまったり、仮に同じような商品が売られていても高価格化していたり、といった事態が発生し得る。
◆勿論、「買おう!」と思った商品を、何も調べずに買ってはいけない。類似の商品について細かく調べ上げ、最も理想に近い物を選ぶのだ。モノによっては類似商品が多く、少々面倒臭い作業になったりするのだが・・・。
◆先日VS2010(正しくは「Visual Studio 2010 Professional」、ソフトを作るためのソフトの一つ)を買ったのは、「これ以上VSを更新せずにいると価格が高くなりすぎて入手不能になるな・・・」と思ったから。それまではVC6.0(Visual C++ 6.0 Standard Edition)をずっと使っていたのだが・・・あれももう、すっかり年代物だしねぇ。96年頃に買ったのだろうか。中野からちょっと西の方に引っ越したばかりの頃。大泉のヤマダ電機で「やまーだまーだまだ安いんだー♪」を聴きながら買った。2万円ぐらいだったろうか。当時の開発環境は、割と誰でも手に入れられるような値段だった。
◆で、VS2010。買ってよかったと思う。C#の便利さと親しみ易さは、私の期待を遥かに超えていた。C#の他にVisual Basicもサポートされているから、これからプログラミングを始めたいという人にもオススメしてよいだろう。ただ、価格が5万円台と、少々お高い。
◆他にもプログラミング関係では、もう2、3年前になるが、タブレットを一つ買っている。絵を描きたくて買ったのではない。自分の使った事のないユーザーインターフェースについてプログラマー的な観点から学ぼうと思い、買った。その頃には既に技術職から足を洗っていたのだが、まあ、習性というか・・・。常に技術の勉強をしていないと気が済まない、みたいな。
◆電子楽器は、VSやVC、VBといったソフトウェア開発環境とは逆に、年々低価格化が進んでいる。私の「シンセ買い換えるぞ計画」は前々からあったし、一時は数百万の貯蓄もあったから、買う事だけなら来た筈なのだが・・・「もうちょっと待てばもっと安いものが出てくるだろう」という判断の繰り返しで、結局、未だに買い換えていない。カネがある内に買い換えておけばよかったのかも知れない、と今更ながらに思う。
◆当時の貯蓄はとっくに生活費へと消え、今では殆ど貯蓄がない。部屋が広ければ、それこそ超高級シンセ「OASYS」さえ買えていたかも知れないのだが・・・何しろ狭い部屋で生活しているから、価格以前の問題として、そもそも「モノを置けるかどうか」といったプリミティヴな問題が常にある。で、私の場合はどうしても「置けない」という結論になりがちで、大抵の物は買いたくても買い控えてしまうというのが現実。実際、買い控えてきた。そうこうしている間に貯蓄が生活費へと消え・・・。
◆シンセを買い換えた場合、今までフロッピーに詰め込んできたKORG「Trinity Pro」用のソングデータは、全て再生不能になってしまうだろう。それでもいい。別に、大した曲は作っていないし、プロでもないし。思い出深い曲が幾つかあるのは確かだが、んなモン、録り直せばいいと思っている。
◆今は本当に安くて高機能なシンセが出ているから、或る程度の金銭的余裕が生じた時点でNEWシンセを買っちゃおうかな、なんて思っている。
拾われた子
◆うちのおかん、拾われた子だったんだなぁ・・・。さっき父親から初めてその話を聞かされ、びっくりした。何しろ母方の親戚連中は私の母親と同じ顔をしてるし、実際血のつながりもあるから、言われなきゃ気付かんよ。人間、結構色々あるね(・∀・)
◆骨と皮だけの状態になって、育ての親に拾われたらしい。そういう事情があるから、私の父親は「絶対にこの人を不幸にはしまい」と心に誓ったらしいのだが・・・現実には余裕でDVやってるよね。日本で最高とされる大学を出ていて、修士号も持っていて、それでDV野郎でしょ。「学歴」って何なんだろうな、と思う。
◆そういう「言葉の通じないタイプの人間」を制御するには、結局のところ、物理力を用いるよりない。悲しい事だけど、それが現実。私が格闘技を学んだのは、そういうタイプの人間から自身や他者を守るためというのもある。ほんの四年間だが、空手の道場に通っていた。
◆某人材派遣会社社長の奥谷さんみたいな論法を取りたがる人って、上の世代の人には多いのかな。いや、そういう人ばかりではないという事は分かっているつもりだが・・・少なくとも、私の父親は奥谷さんみたいな感じ。「現実」を知らないし、無責任で、想像力の欠片もない。ただひたすら自分の「理想」を人に押し付けようとする。凄く一方的で、押し付けがましい。言葉なんぞ通じやしない。そういう言わば「愛のない人達」が不登校者や無職者を生み出しているとのだと、ニート支援に詳しい人からはしばしば聞く。
◆父親の暴力が余りにもひどいので、警察に通報した事もある。相手が女性でさえあれば、それこそ誰彼なく暴力を振るうといった感じなのだ。ところが、警察は「本人と話し合ってくれ」やら「被害者からの訴えがない限り何とも」やら、適当な事を言うばかりで、一向に動こうとしない。この辺の治安が悪い理由は、それか・・・。
雪の思い出
◆生まれて初めて冷凍スパゲティなるものを食べた。「レトルトのソース+自分で茹でた麺」の組み合わせに比べてクオリティ的に劣るのは仕方ないとして、レンジで温めるだけで食べられるというのはいい。このところ料理をするのが面倒臭くて・・・。
◆首都圏にこの冬初めての雪が。と言っても、大して降らなかったのだが。以前は二年に一度ぐらい、ドカッと降ったものである。大量に積もった朝は、必ず誰かが朝早くから雪掻きをしていて、登校/出勤する頃には道の両脇に堆く雪が積まれていた。
◆私が成人を迎える年度の「成人の日」(当時はまだ1月15日に固定されていた)の昼、私は自分の住むマンションの近くの、老夫婦が営む小さなラーメン屋で味噌ラーメンを食べていた記憶がある。中野で一人暮らしをしていたのだが、地元に戻ろうとは思わなかった。たまの休日ぐらい休ませてくれ、というのもあったし・・・大体、地元には友達がいなかったから、戻っても仕方がなかったのだ。成人式にも興味がなかった。IT関連の会社でプログラマーをやっていた頃。
◆靴底に付いた雪を落とし、店の中へ。客は私一人。取り敢えずカウンター席に座った。暖かな店内には石油ストーブの臭いと、テレビの音、そして店主夫妻の穏やかなやり取り。曇った眼鏡を拭く。ふと、裏口(と言ってもカウンター席のすぐ背後なのだが)から大きな綿菓子のような白猫が。のっそりと店内に入ると、こちらに興味を示す様子もなく、すたすたとストーブの前に歩いて行くやごろりと寝転んだ。「熱くないのかな」と思って見ていたら、こちらの顔が赤外線の直射で熱くなってきてしまった。
◆びっしりと結露した窓ガラスの向こう側に、高く盛られた雪の山がうっすらと見える。ガラス表面に析出した細かな水滴は、じっくりと時間をかけて集まり、やがて大きな水滴となって透明な軌跡を残しながら滑り降りてゆく。そこから雪の降る様子が覗けた。ヒラヒラと舞い落ちる大粒の牡丹雪。
◆「はいお待ち遠」。熱々の丼をカウンター越しに受け取り、右手と口で割り箸を割る。たっぷりと盛られた野菜をよそに、すかさず麺をすすり込むと、旨い。熱い。眼鏡が曇る。野菜を口に入れ、噛みしめると、キャベツのシャキシャキとした食感が歯から顎へと伝わる。そして、口の中に広がるコーンの甘みと香ばしさ。スープをすする。やはり熱い。鼻水が出てくる。旨かった。あっと言う間に食べ終えた。ポケットからティッシュを取り出し、鼻をかむ。
◆いや、旨いと言っても味自体は大したものではなく、流行に乗るとか新しい味を創出するとか、そういった今風のラーメン屋にありがちな意図とは全く無縁の、それこそ「普通の味噌ラーメン」なのだが、妙に懐かしいものを感じさせるのだ。丼も小洒落たものではなく、下町の中華屋によくあるようなフツーのもの。そののんびりとした雰囲気が気に入ってしまった。店の雰囲気が、もう旨い。そういうタイプの店。こだわりの一杯を食わせる店よりも、普通の一杯で穏やかな時間を過ごさせてくれる店の方が、私は好きである。
◆ふと見ると、白猫はストーブの前に寝転んだまま、気持よさそうに寝息を立てていた。味噌ラーメン、600円だったかな。

――と、ここまで書いておいて何だが・・・記録を調べると、どうもその日は雪が降っていなかったようなのだ。つまり、私の記憶に間違いがあったという事になる。とは言え、カンカンに炊かれたストーブと白猫は、絶対に記憶違いではない。成人の日にその店に寄り、味噌ラーメンを食べたのも。

結局、その店に入ったのはそれが最初で最後だった。そもそも平日は三食とも駅や職場近くで食べていたし、休みの日は出来るだけ自炊していたから、当時住んでいた辺りの飲食店の事は、実のところ殆ど知らなかったりする。中野は二年で離れた。


その店は、もうない。
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